バリュー投資では、純利益の値が企業の実力と異なっていると、誤った投資判断を下してしまう可能性があります。
純利益が異常だと、バリュー投資の三大原則であるPERの値も異常になってしまうからです。
PERが低かったとしても、純利益が異常だったために、実は割安ではなかった。そして実は割高な水準で買ってしまった。そんなことになりかねません。
そして、純利益の異常は会社四季報の業績欄を見ているだけでは気づくことはできません。財務諸表の、特に損益計算書を分析する必要があります。
損益計算書を読み、純利益の異常に気づける力をつければ、見せかけの業績やPERに騙されない投資判断が下せるようになります。
この記事では、純利益に異常を及ぼす損益計算書の4つの項目をご紹介し、本来の純利益を計算する方法を解説します。
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