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トレードを記録して株式投資の期待収益率を知っておこう

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こんにちは、とーるです。

株式投資が資産運用の手段である以上、どれくらいのリターンが期待できるのかは非常に気になりますよね。

株の場合、不動産や債権、定期預金とは異なってリターンが不定な上に個人差があります。

個人差があるということは、期待リターンは自分で予測、計算しなければいけないということです。

この記事ではこのリターンを計算する方法をご紹介します。自分の中で平均リターンがブレなくなって来ると長期的なリターンの見通しが立てられるようになります。

基本は投資収益率

投資元本に対する投資収益の割合を投資収益率といい、次の式で計算します。 

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株の場合、インカムゲインは売却益、キャピタルゲインは配当金を指します。

この計算でトレードごとの収益率が分かります。

過去の投資収益率から期待収益率を計算しよう

トレードを重ねていくと、投資収益率に偏りが出てきます。

株に勝率100%は無いので、勝ったトレード、負けたトレードのデータが蓄積されていきます。

例えば、1年かけて次のデータがトレードの記録からわかったとします。

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期待収益率は収益率に確率をかけて合計した、加重平均の値です。

実際に計算してみましょう。

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この場合、株での期待収益率は年利3%ということが分かります。

大事なことは記録をつけること

自分が株でどれだけのリターンを期待できるのかを知るためには記録が無ければ分かりません。

利回りがよく分かっていないまま投資を続けるのは怖くないですか?

せっかく時間と手間をかけて個別株に投資するのですから、投資信託やETFには負けたくないですよね。増してや勝っているつもりが実は負けていた、なんてことは絶対に避けたいところです。

 

また、トレードの記録は自分の投資のクセを見つけることにも役立ちます。

記録をつけることで運用成績が上がるとも言われています。

トレードの記録がつけられるWebサービス

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ファイナンシャルアカデミーが無料で公開しているサービスに「マネログ」があります。

このトレーディングノートで自分のトレードの記録をつけることができます。

肝心の損益率は自動でトレードごとに計算されるので楽チンです。

まとめ

運用成績は人それぞれ、期待収益率も人それぞれ。

株でどれだけ儲けられるかは自分でやってみないとわからないものです。

自分のトレードを1つ1つ記録し、1年に1回でも期待収益率を計算してみるといいでしょう。

そしてこの期待収益率を上げられるように、日々勉強して実践していきたいですね。