株で1番難しいのが売買のタイミングと言っても過言ではありません。いつ買って、いつ売るのがベストなのかはそうそう読み切れるものではありません。
まぁぶっちゃけ利益が取れれば良いのですが、どんなに良い銘柄を選んだとしても売買タイミングを1つ間違えるだけで簡単に損をします。アベノミクス相場であっても損した人はいくらでもいます。
できるだけ損失を抑え、利益を大きくするためにも本当は底値や押し目で買って高値で売りたいものです。
そこで役に立つのがテクニカル分析を使った売買シグナル。この記事では銘柄ごとに売買シグナルを使いこなして、できるだけタイミングよくトレードする方法をご紹介します。
ちなみに投資スパンはスイングで、日足チャートを使います。
- 売買シグナルとは
- 銘柄によってフィットする売買シグナルは違う
- 株価ボードで売買シグナルをチェック!
- OCO注文でできるだけ安く買って高く売ろう
- 売買シグナルを使うことのメリット
- 売買シグナルを使ったトレードの威力
- ライブスター証券の口座を開設しよう
- まとめ
売買シグナルとは
売買シグナルとは、テクニカル分析で用いられる各指標の値で見つける「売りのサイン」「売りのサイン」のこと。各指標にしきい値を設けて、そのラインを超えたり下回ったりしたときに売買シグナルが出ます。
テクニカル指標には次のようなものがあります。
- 単純移動平均
- 指数平滑移動平均
- 一目均衡表
- パラボリック
- MACD
- ボリンジャーバンド
- 回帰トレンド
- 移動平均乖離率
- RSI
- スローストキャスティクス
- サイコロジカルライン
- RCI
各指標で使う売買シグナルは、一般的に「売りのサイン」「買いのサイン」と言われるもので問題ありません。例えば単純移動平均では「デッド・クロスが出たら売り」「ゴールデン・クロスが出たら書い」のシグナルです。
銘柄によってフィットする売買シグナルは違う
ではこの売買シグナル。何でもかんでもサインが出たら売買したら良いかと言うと、そう簡単にうまくはいきません。
銘柄によって「合う」「合わない」があるのです。
ある銘柄では移動平均乖離率が有効だけれども、別の銘柄ではRSIが有効であったりします。
なので、どの銘柄で売買するかを決めたら、次はどのテクニカル指標を見て取引すると勝率が良さそうなのかを過去の値動きから推測する必要があります。
しかし全銘柄の全テクニカル指標を調べて、勝率の高い指標を見つけるのは骨が折れます。そんな時に役立つのがライブスター証券の株価ボードです。
株価ボードで売買シグナルをチェック!
ライブスター証券にログインしたらトップメニューの左側に株価ボードがあります。 これを開いてウォッチしたい銘柄を登録しておきます。 ここまでできたら準備完了。各銘柄のローソク足のアイコンをクリックしてQUICK情報を表示します。
個別銘柄のページが表示されたら「売買シグナル」をクリックします。
「売買シグナル」画面が表示されたら「シミュレーション結果 上位3指標」の「直近サイン発生日」に「更新日」と同じ日付のものがあるかどうかをチェックします。
この銘柄の場合、更新日の2016年11月10日に一目均衡表で買いのシグナルが出たようです!
このタイミングで買った場合、どれぐらい勝てるのでしょうか?
右側にある「FLASHチャート」のチャートアイコンをクリックして詳細を見てみましょう。
この画面では過去2年間に上記の売買シグナルで取引した結果を表しています。今回は買いのシグナルなので、「買いのみ」の「総収益/総損失」を見ます。
これは、このタイミングで買ったときのリスクとリターンの比率を表しています。これが1未満だった場合は損失のほうが大きいことを意味するので買ってはいけません。
最低でも2、できれば5以上あることが望ましいです。2未満はトータルの収益がトントンか、ちょいプラスなのであまり美味しくありません。元本割れのリスクを常に負ってるわけですから、明らかに勝てると思える勝負だけしないと割に合いません。
ちなみにこの銘柄は総収益/総損失が4(倍)なので買いです。
OCO注文でできるだけ安く買って高く売ろう
売買シグナルをチェックしたら早速注文を出します。
株価ボードの画面に戻って「買付」または「売却」をクリックします。
今回は買付を例にします。
まず「OCO注文」タブを選択します。
OCO1の指値にとりあえず直近の安値を入れます。そして、OCO2の逆指値条件と執行条件の指値に前日の終値を入れます。
高値掴みが怖いので、基本的には成行を使いません。無理して買うぐらいなら買えない方がマシです。翌日変えなければ、またその翌日に同じ注文を出せばいいので焦らないように。
そして翌日の寄付き前に板情報をチェックします。
この板の場合、例えばOCO1を881、OCO2を884に設定します。恐らく寄り付きで一瞬でOCO2に切り替わりますが。
OCO1のコツは前日の終値未満で、板の厚くなっている所またはその1円上です。また、この板だと883で指値を入れるのは勿体なくて、そこに指すぐらいなら882円に寄せたほうがお得ですね。
ちなみに売却の場合もOCOが有効です。OCO1に目標価格を設定し、OCO2に前日の終値を逆指値で入れます。
リスクを取りたい場合は、前日の終値で逆指値を入れるだけでもOKです。「売りのサインが出た所以上で売れるならなんでもいいや」と思える人にはオススメです。
売買シグナルを使うことのメリット
売買シグナルを使うことで利益を出しやすくすることができます。そして、お金以外にもメリットはたくさんあります。
合理的に判断できる
トレードはなんとなくやると失敗します。それは値ごろ感であったり、自分の都合のいい予測であったりします。
そして自分が「上がる」と予想したとして、下がってくると「いや、ここからまた上がってくるはず」と考えてしまいます。もはや「自分が正しい」と思いたいだけです。
人には自分で判断したことは絶対に正しいと思いこむクセがあります。
それで失敗するぐらいなら、いっそのこと判断をシステムに委ねてしまったほうがはるかにマシです。仮に損切りする場面になったとして、損するのは自分ですが「システムの判断が間違っていた」と原因を自分以外になすりつけることができます。自分に逃げ道を用意しておくことで損をズルズルと引っ張って塩漬けにすることなく、スパッと切ることができるのです。
ポジポジ病にならない
ポジポジ病とは、常にポジションを持っておきたくなる病気のことです。それで勝てれば良いのですが、こんな言葉がある以上は負けやすい理由の1つでしょう。
これは売買タイミングを判断する基準を持っていないからなってしまうのです。売買シグナルを使えばポジションにこだわる必要はありません。休むも相場。優しい相場で勝てるときだけ、シグナルが出たときだけ勝負すればいいのです。
値動きに一喜一憂しなくなる
売買シグナルは株価や値ごろ感で判断しません。買いのサインが出たら買って、売りのサインが出たところが買値より高かったら勝ち、低かったら負け、それだけです。
買いの理由がはっきりするので、それが崩れない限りは売る理由にはなりません。そもそもリスクとリターンの比率が有利な状況でポジションを取るので、かなり自信を持って株を持ち続けることができます。
そうすると日々のちょっとした値動きに一喜一憂しなくなります。仮に損失が出たとしても「底値で売ってしまった」なんてことは無くなるはずです。
投資に勝率100%は無いので、どこかで必ず損は出ますが確率的にしょうがないものだと割り切りましょう。
1日10分のチェックだけでできる
売買シグナルは1日1回更新されます。自分が登録している銘柄だけ毎日シグナルが出ているかどうかをチェックすれば良いので、1銘柄あたり1分とかかりません。
シグナルが出たときは少し忙しくなりますが、そうそう出ないので、毎日少しの時間で利益を出すことができます。
逆に言えば、毎日見ていないと見逃しが発生するので毎日続けることがポイントです。
売買シグナルを使ったトレードの威力
では過去に実際に売買シグナルを使ってトレードした結果を1つご紹介しましょう。
これは【2415】ヒューマンホールディングスで売買した様子をチャートに示した図です。
結論:ちょろい
こんなこと言ったらバチがあたりそう
ライブスター証券の口座を開設しよう
売買シグナルはこんな風に株式投資活動をアシストしてくれるツールです。
誰かに丸投げするのではなく、ほどほど自分で努力しながら、そして学びながら取引をして利益を出したい人には最適ですね。
しかしこの仕組みが使えるのはライブスター証券の口座を持っている人だけです。口座開設は無料なので、売買シグナルだけを目当てに開設だけし、取引などは他の証券会社を使うのも1つの戦略でしょう。
売買シグナルも含めて、ライブスター証券はこんな人におすすめ!
- 良い銘柄を選択しているはずなのに利益につながらない人
- スイングトレードをしている人
- ある程度自動化して効率的に投資したい人
- 手数料を安く押さえたい人(10万円以上の取引は最安級)
手数料について
先にお話したように、ライブスター証券は10万円以上の取引だと業界最安級です。10万円未満だと松井証券が0円で最安です。
手数料は必ず減るお金なので抑えてナンボです。ライブスター証券のスマホアプリはぶっちゃけ楽天に比べるとショボいので、取引のためだけに入れてます。
ちなみにライブスター証券は口座開設後約2ヶ月間は手数料が無料。ほとんどNISAみたいなもんです。そして無料期間が終わっても最安。
ちょっと忙しいですけど、強みに合わせて証券会社を使い分けるととってもお得ですよ!
まとめ
ライブスター証券の売買シグナルを使ったトレード手法についてご紹介しました。 銘柄選択をしっかりやって、良い銘柄を厳選した上でこれを使えばもっと利益を出しやすくなるはずです。
しかし売買シグナルだけでトレードするのではなく、やはり良い銘柄、上昇トレンドの銘柄を厳選していく努力は必要ですね。